Nulab Pass を利用している組織では監査ログを閲覧できます。組織のメンバーがヌーラボのサービスで行った操作の履歴をCSV形式で提供します。
目次
監査ログに記録する操作
監査ログでは次の操作を記録します。
Backlog
- 課題の追加・更新・削除
- コメントの追加・更新・削除
- ファイルの追加・ダウンロード・削除
- Gitリポジトリの追加・クローン・プッシュ
- Wikiの追加・更新・削除
など
Cacoo
- 図へのアクセス
- 図の追加
- コラボレーターの追加・削除
- 公開リンクの設定
- コメントの追加・更新・削除
など
Typetalk
- トピックの作成・更新・アーカイブ
- ファイルの追加・ダウンロード・削除
- メッセージの投稿・編集・削除
- 組織設定の変更
など
組織設定
- メンバーの招待・削除
- メンバーの権限変更
- チームの作成・更新・削除
- 支払情報の変更
など
※ 更新内容の詳細や投稿メッセージなどは記録しません。
監査ログに出力する情報
監査ログのCSVファイルには以下の情報を出力します。
項目 |
説明 |
---|---|
id |
ログを識別するID |
space_key |
組織のスペースキー |
product |
プロダクト名(Backlog, Cacoo, Typetalk, Apps) |
date |
操作を行った日時 |
category |
操作のカテゴリ(Issue, Wiki, Project など) |
event |
操作のイベント(Add an issue, Update a wiki page など) |
action |
操作の概要 |
operation_user_id |
操作したメンバーを識別するシステム内部のID |
operation_user_name |
操作したメンバーのユーザー名 |
operation_user_email |
操作したメンバーのメールアドレス |
ip_address |
操作したメンバーのIPアドレス |
user_agent |
操作したメンバーのブラウザー情報 |
version |
CSVファイル形式のバージョン |
保存期間
監査ログの保存期間は、Nulab Passの利用期間のうち、最大で13ヶ月間です。Nulab Passを契約していない期間のログは記録されません。
Nulab Passの継続課金を停止してから30日経過、もしくは保存から13ヶ月を経過した監査ログは自動的に削除されます。
保管が必要なログは保存期間中にダウンロードしてください。
ダウンロードできるメンバー
「監査ログ管理者」の権限を付与されたメンバーだけが監査ログをダウンロードできます。
Nulab Passのトライアル開始時には、トライアルを申し込んだ契約管理者にこの権限が付与されています。
監査ログ管理者は組織内の別のメンバー(※ゲストを除く)に、監査ログ管理者の権限を付与できます。
権限を付与する詳しい手順はメンバーの権限を変更するをご覧ください。
今月の監査ログをダウンロードする
月半ばに当月分の監査ログを閲覧したいときは、「今月の監査ログを出力する」の機能で月初からその日までの監査ログを出力してダウンロードします。
- グローバルバーの組織アイコンをクリック
- 「組織設定」をクリック
- 「組織詳細」タブをクリック
- 「監査ログ」をクリック
- 「今月の監査ログを出力する」のプルダウンでサービスを選択し、「出力する」をクリック
- 表示されるダイアログで監査ログの送信先を確認し、「続ける」をクリック
- ダイアログの「完了」をクリック
❗️ヒント:確認したメールアドレスに監査ログをダウンロードするためのリンクを送信します。(最大で30分程度かかります。)
1時間以上たってもメールが届かない場合は、再度出力をお試しください。 - メール本文の「ダウンロード」をクリック
❗️ヒント:ダウンロードリンクの有効期限は24時間です。
- 表示されるダイアログの「ダウンロード」をクリック
前月までの監査ログをダウンロードする
前月までの監査ログを閲覧したいときは、「サービス毎の監査ログをダウンロード」の機能でダウンロードします。
保存期間の範囲の監査ログを月別でダウンロードできます。
- グローバルバーの組織アイコンをクリック
- 「組織設定」をクリック
- 「組織詳細」タブをクリック
- 「監査ログ」をクリック
- 「サービス毎の監査ログをダウンロード」のプルダウンでサービスを選択し、下に表示されるリストの中からダウンロードしたい月に表示されているアイコン()をクリック
たとえば、 2022年1月の監査ログには、2022年1月1日午前9時から2022年2月1日午前9時までのログが出力されます。
監査ログのCSVファイルが文字化けした時は
ダウンロードした監査ログはテキストエディタやExcelなどで閲覧できます。
監査ログのCSVファイルは、UTF-8で出力されます。 そのため、Excelでファイルを開くと、文字化けしてしまう場合があります。
文字化けした場合は、以下の方法をお試しください。
Windowsの場合
- 監査ログのCSVファイルを右クリックし、「プログラムから開く」>「メモ帳」をクリック
- 開いたメモ帳アプリケーション内の「ファイル」>「名前をつけて保存」をクリック
- 「文字コード」を「UTF-8(BOMつき)」に変更して「保存」をクリック
- 保存したファイルをExcelで開く
Macの場合
- 監査ログのCSVファイルを右クリックし、「このアプリケーションで開く」>「テキストエディット」をクリック
- Command+Shift+Sでファイルを複製
- Command+Sで保存画面を開く
- ファイル名の末尾に「.csv」をつけ、「標準テキストのエンコーディング」で「日本語(Shift JIS)」を選択して保存
- 保存したファイルをExcelで開く